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我が家で使用中の冷蔵庫はけっこう消費電力が大きくなっていることがわかりました(7/28のブログ参照)。最新型の大容量冷蔵庫は消費電力が非常に少ないので買い替えたほうがお得という声もありますが、直感的には“購入費用を含めて考えればそんなに単純ではないのでは?”と思われます。
そこで、現在の冷蔵庫を使い続けた場合と早い時期に最新型に買い替えた場合の損得勘定について、ザックリとした方法で検討してみました。
1.検討の前提条件
検討にあたっては、以下を前提条件としました。
(1) 購入費用は旧型でも新型でも同じとし、15万円と想定
買い替える場合には、より容量の大きいものを選ぶ傾向があるので高額になるが、その一方では時代とともに値段が下がる傾向があることを考慮して、同じ購入金額としました。
(2) 電気料金の単価として、22.86円/kWhと想定
我が家の実態を踏まえ、東電における2段目(120kWh〜300kWh)の料金単価を想定しました。
(3) 年間の使用電力量が使用年数とともに増加するものと想定
一般的には、使用年数とともに性能が劣化して使用電力量が増加すると考えられるので、新品時の5%程度毎年増加するものと想定しました。
(4) 検討の対象とする期間を25年と想定
買い替えに伴う一時的な出費の影響が現実に近くなるよう、25年という比較的長い期間で比較検討することにしました。
2.買い替えパターンの想定
損得勘定を考えやすくするため、以下の3ケースを取り上げて比較することにしました。
【ケース1】 旧型を25年間使い続けた場合
極端なケースですが、買い替えを極力避けた場合の代表としました。
【ケース2】 旧型を15年間使用した後、新型に買い替えた場合
最も一般的なケースの代表としました。
【ケース3】 旧型を10年間使用した後、新型に買い替えた場合
新型は省エネ性能が優れていることを考慮して比較的短い期間で買い替えるケースの代表としました。
以上の3ケースそれぞれの総費用イメージは下図のようになります。
3.それぞれの機種のパラメータ
計算に用いるパラメータを「旧型」「新型」のそれぞれについて、以下のように設定しました。
「旧型」
*新品時の年間消費電力: 375kWh
*毎年の消費電力増加量: 18.8kWh
「新型」
*新品時の年間消費電力: 250kWh
*毎年の消費電力増加量: 12.5kWh
※ 旧型(我が家で使用中の冷蔵庫)の公称値および最近の消費電力測定値に基づいてパラメータ値を設定し、新型についてはこれに準じた方法で設定しました。
4.検討結果
設定した3つのケースそれぞれについての検討結果は、以下のようになります。ここでは、途中の計算結果を省略し、端数を丸めた結果のみを示します。また、併せて結果を横棒グラフにして示します。
【ケース1】
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